正宮のうちの1つである外宮

庶民に親しまれる伊勢の神宮

外宮に祀られる豊受大御神

伊勢神宮の外宮は三重県の伊勢市駅から神宮参道を通って5分ほど歩いた距離にある伊勢神宮の正宮のうちの1つです。 建物の名称は豊受大神宮(とようけだいじんぐう)、一般に外宮(げくう)と呼ばれています。

祭神は豊受大御神 (とようけのおおみかみ)です。 天照大御神(内宮祭神 自分一人では食事が安らかにできないので、丹波国の等由気大神(とようけのおおかみ)を近くに呼び寄せるように」と神託したため、内宮に近い山田の地に豊受大御神を迎え祀った事に始まります。

「古事記」では伊弉冉尊の尿から生まれた稚産霊(わくむすびの子)とされ、天孫降臨後には外宮に鎮座したとされています。 食物・穀物を司る女神であるとされています。 豊受大御神は"天之御中主神""国常立神"と同神であり、最初に現れた始源神とされ、豊受大神を祀る外宮は内宮よりも立場が上であるとされています。

正宮についで崇拝される別宮

多賀宮(たかのみや)は三重県伊勢市豊川町にある外宮の境内別宮です。 雄略天皇22年の外宮創祀と同時に創建されたといわれています。 皇室の勅使は正宮以外では、外宮別宮では多賀宮のみに参拝をします。

土宮(つちのみや)は三重県伊勢市豊川町にある外宮(豊受大神宮)の境内別宮です。 元は摂社以下の扱いであったが、宮川上流の開発により宮川の氾濫に悩まされた外宮禰宜が、地神に洪水防護の効果を高めようと考えたことにより、朝廷に認められて別宮に昇格し土宮となったとされています。

風宮(かぜのみや)は三重県伊勢市豊川町にある外宮(豊受大神宮)の境内別宮です。 朝廷より為氏大納言が勅使として神宮に派遣された祭、内宮の風神社と風社で祈祷をしました。 その頃日本に迫っていた元軍は退き事なきを得た事が神風による勝利とされ、正応6年に摂社以下の扱いであった風神社と風社は別宮に昇格され、風日祈宮と風宮となったと言われています。

月夜見宮(つきよみのみや)は外宮(豊受大神宮)別宮で、三重県伊勢市宮後1丁目にある神社です。 別宮には1つの社殿に祭神は1神ですが、この月夜見宮は月夜見尊と、その魂の月夜見尊荒御魂の2神が祀られています。 内宮別宮の月讀宮とは祭神は同じですが別の神社と区別されています。